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2019-06-13 [ものづくりと工作]

小さいプリをつくらないとなぁ案件。

1次側:115V、2次側:12V×2(1.6VA×2)の基板取り付け型
電源トランスが出土したので、ぴったりかもしれない。
気持ち、電圧低めだけど。

―――

電流帰還コンストラクションアンプ(CFBCアンプ) ボリュームつき
パワーアンプVerは、ひさしぶりに音が出る状態になった。
ケースのふたが閉まっていると、あまり場所を取らなくて良い。

onのときもoffのときもポップノイズは出ないようにしてあるし、
DCサーボつきで、もしオフセットがずれたくっても大丈夫なようになっている。
(デュアル素子使ってないから、安心感はほしい。)
そして100kHzの矩形波がビシッと通る。パワーアンプでこれは結構珍しい。
最新版の波形を記録してないので、後日しておかねばならない。

THD+Nは以前掲載した通り。
1kHzが低いアンプはたくさんあるけれど、10kHzも低いアンプはそんなに多くないと思う。
電源電圧が低すぎて大出力時に歪みが増加しているのは、
電圧を上げた次期で解消されるはず。

電圧増幅部の回路は独特の構造だけど、特性はものすごく正統派。清楚系メ○ヘラか…。
回路自体も、電流増幅部等は正統派な3段ダーリントンだけど。

数字が良くて、音も良い。高揚感がある。
重量感がありつつも分離が良くてもたつかない。

コレクタ損失以外の面では、面実装トランジスタでもなんの問題もないことも確認できた。
リード長は短くなるし、もうチップ部品を避ける理由がないんだよなぁ。
ただしコレクタ損失は本当にどうにもならない。
カスコード用のトランジスタは、少し大きいものの方が良い時もある。



最大出力が小さくても、雑音歪率が十分低くてコンデンサの
位置や配線の仕方が良ければ低域はちゃんと出る。
というか、最大出力はなんの関係もない。出ない機種は出ないし、出るものは出る。

動作的にも音的にも、デカップリングはトランジスタに近いほうがいい。
もちろん、反対側(GND)の経路も重要。
直径10mmのコンデンサをできるだけ素子に近づけたら、
エミッタ抵抗に近づきすぎたけど。(さすがにやりすぎた。)
過去に買ったKMGが出土したので、これの直径に合わせて基板を直したいところ。
ほかにも直したり追加したりしたい部分は多い。



CFBCでやっているような、パワートランジスタを基板下に取り付けるスタイルは、
基板上にねじを通す穴が必要になるものの、配線の自由度はそれなりに高い。
デカップリングの位置やフィードバックの距離を考えると、これしかなかった。



私はアイドル調整用トランジスタによくpnpトランジスタを
使うのだけど、高頻度でこの理由を聞かれる。
学生の時からずっとそうだ。

ヒートシンクにつけた時に、文字がこっち向くようにした結果そうなっただけ。
素子の電気的な特性に由来するものではない。
ただ、配線長を抑えながら文字をこっちに向けようと思ったら
pnpのほうが向いていたからそうしている。

だから、ヒートシンクを介して熱結合しない場合はnpnの時もある。



G2Rの2回路入りも出土した。買ってあったものだいたい出てきた感じがする。

これがどうだったかは忘れたけれど、電極が金系の
めっきしてないリレーは酸化して不良が出ることがあるから、使うか悩ましい。
リレーをMOSFET化するとカチッと言わなくなるのがさみしくて、なかなか移行できない。

―――

最近、定電流ダイオードを使うのをやめた。

JFETを使えば電流を調整できるし、
そもそも定電流ダイオードの中身てJFETだった気がするし。
面実装のJFETなら、寸法もそんなに大きくならない。

JFETのほうがデータシートの中身も充実しているし、良いことしかない。

―――

ICでできることは、ICでやればいいと思う派。
わざわざディスクリートやるなら、相応の理由や結果がほしい。

2019-06-12 [にっき]

測定用基板進行中。

で、この測定用に組んだ基板は、何か所もパターンを切ってしまったので、
測定・実験専用でどこにも組み込む予定はなくなった。
ヘッドホンアンプVerにしたのを聞いてみたいという人が何人かいるから、音が良ければ
誰か買うという人がいるならそのうちもう一枚組むか、これ用の基板をつくるか。
そうでなければ、余裕があるとき以外は後回し。

個人的に、ヘッドホンアンプの優先順位は低くなっているので、どうにも。
ちなみに、ヘッドホンアンプの場合はプリドライバがチップトランジスタ、ドライバが
2SC1815クラス、出力がTTC004Bあたりの10W~一回り大きな25Wクラスが良いと思う。
それ以上大きいと、雑音がどうにもなぁ。

ヘッドホンはスピーカーよりインピーダンスが高いから出力は2段でいい?
公称16Ωのヘッドホンは公称8Ωのスピーカーの2倍しかない。
32Ωでもまだ4倍。私は、可能なら3段がいいと思うけどな。

―――

ケースがしょぼいときは、スピーカーとスピーカーの間に置かれるのはあまり嬉しくない。
ペラいケースは簡単に鳴く。

今回、使い回しのタカチのYMだからつらい。
ペラいから鳴くし、やわらかくて凹みやすいし、
寸法的に高さもつらい。

ま、今度は買ってあるケースで強いのをつくりませう。



アンプ制作では胡散臭いノウハウ()を語る人も多いけれど、どんなに良いトランスやR・C・L、
貴重なトランジスタや配線材などを使っても、回路で歪んだものは絶対に戻ってこない。

何が大事なことか、よーく考えないといけない。
測定器を使えば見えるものすら詰められない人が、
音質を詰められる技術を有しているとも思えないし。

―――

私は、2016年12月頃にディスプレイを修理したらしい。
https://haru-sonic.blog.so-net.ne.jp/2016-12-13

まだ全然使えている。
あれから一度も、ディスプレイが原因で立ち上がらなかったことはない。
ほとんど電源入れっぱなしなのに長持ちだ。

パネルはまだ使えるのに、基板上の部品、それもいくつかの電解コンデンサが
抜けただけでゴミになってしまうのは、すごくもったいないことだと思う。
商売的にはそれでいいと判断したのだろうけど、
私なら、数年で壊れるものをもう一度買おうとは思わない。

―――

中国でメタルクラッド抵抗が妙に安く売っている。
物が良いか悪いかは知らない。
とにかく安い。

ついに抵抗で卵を焼く時がきたか…。

―――

いま、ホームページの注意書き(一番下)に、

>エンジニアやメーカーの方は、ご自分自身や所属する組織で新しい発明や開発をなさってください。

と書いている。
エンジニアやメーカーに所属する人が技術と向き合い、ひたむきに研究して良いものを
生み出して世の中に出してほしいと思って書いたのだけど、煽りに見える風があるらしい。
これが煽りに見えるなら、エンジニアやめたほうがいいんじゃ…。

ちなみにこの「メーカーの方」というのは、エンジニア職以外も含む。
だから、「所属する組織で」なんだ。
エンジニアの人は、おうちに最低限の測定器が
あると思うから、所属する組織外でもできるだろうし。

2019-06-10 電流帰還コンストラクションアンプの続き [ものづくりと工作]

電流帰還コンストラクションアンプの続き。
続きすぎて何番目かわからなくなってきた。


測定用に組んだ基板の雑音歪率がG=+1で0.001%あたりで頭打ちになってしまい
悩んでいたのだけど、ここはこうしたほうがいい。
20190610_2.jpg
測定用に組んだものはほかにも問題があって、
複合的な要因であまりいい値が出てなかったから、ここはあまり関係なかったがな!
あー心折れそ。


でも、これでは根本的な解決はしない(しなかった)ので、こっちを、こんな感じで。
20190610_3.jpg


こんな感じにしたとき(定電流源は未着手)の、パワーアンプVerのデータ。
20190610_4.jpg

電源電圧の低さが足引っ張っているけれど、
なかなか良い感じになってきた。
10kHzの歪みもずいぶん音に影響が出るから、
できるだけ低くしておきたいところ。



昔から何度か経験があるけど、やはり高いところの特性が良くなると低域も出るように感じる。
余計な高調波が入っていると元の音よりうるさく聞こえる傾向が出るから、これは当然?
音作りする人たちが、この辺まできっちり考えてやっているてあまり聞かないけども。
低域は、場当たり的にコンデンサを足して出ているように装うものじゃないデショ。

2019-06-05 [ものづくりと工作]

DCサーボのないアンプのDCが我慢ならないので、
電源電圧を下げてDCサーボを付けた。
時定数の大きな回路だから収束に時間かかるのを見越して、
出力リレーの遅延回路も6~7秒程度に変更した。

電圧増幅部の電源電圧が正負14V程度になったため、出力が8Ωで7W程度になって
しまったけれど、一般の家屋でちょっと聴く程度の音量なら余裕で足りる。
データ取りのために、ゲインは変更せず。

20190605_1.jpg

簡単なリップルフィルタで電圧を下げただけで、
リップルフィルタの入力側は相変わらずパワー部と共通になっている。
そのため、リップルに由来する大出力時の特性悪化は
避けられないものの、低出力時には低雑音になった。
A補正なし400Hz-80kHzで、100uVを切っているように見える。
(ドライバTTC004B・ファイナル2SC5198それぞれのコンプリ。)
これ以上はトランスからか、せめてブリッジダイオードからわけないと厳しいかな。
そもそも、電圧増幅部の電圧がパワー部より低いのがおかしいのだ…!

もともとほとんど聞こえなかった雑音が減ってもあまり意味がなさそうだと
思っていたのだけど、少し音が変わったように思う。
細かい音を拾うようになったのだろうけど、ずいぶん印象が変わる。


ところで、今回は日本ケミコンのKMGを使おうと思っていた。
過去に買ったものがどこかにあるはずなのだけど、どこにいったのだか。(出土しなかった。)

2019-05-30 [にっき]

リップルフィルタの回路もなしでトランス→ダイオード→
電解コンデンサでアンプへ入力すると、ちょっと50Hzとその倍音が…。
(バラックよりも特性悪くなった理由はこれ。詳細はひとつ前の記事。)

やはり、せめてダイオードと電解コンデンサを分けることで
リップル自体を減らして、そのレベルを下げたほうが好ましい。
できればトランスの巻き線からわけたい。
それは、特性と音に直結するから。

全部共通の電源(非安定・たった8200uFジャンク・カス配線)で
THD+Nが0.0063%、パワー含めてLM317・337で0.0033%というのは、意外と良い値。
私はバラックの時の値も見ていて、電源わけるとどれくらいの
値になるかなんとなくわかっているから、そう思うのかもしれないけど。

―――

8Ωで16W出せるアンプをBTLすることで、64W出せる。17Wなら、68W。(4倍)
60W以上・70W弱もあれば、十分だなぁ。
この前の基板は1枚に2回路載せたから、
電源トランスと電解コンデンサを強化して、エミッタ抵抗を
5Wに変えて、BTLにしてしまうのはアリかもしれない。
ただ、私がBTL嫌いなのと、出力にコイルとリレーが
2個ずつ入ることになるから、あまり嬉しくはない。
そもそも、大電流向きのリレーではないのだった!

最大出力16~17Wだと、近所迷惑を無視した爆音だと少し音が割れることがあるから、
音質が確保できているならば、最大出力は余裕あるほうが好ましい。
最大出力によって音は変わらないけれど、
その品質がそもそも低いものはノーサンキュー。

―――

・ヘッドホンアンプなら

電流増幅段は、必要な出力が得られる電圧からあまり高くしない程度の電源で、
コレクタ損失が10W~25W程度のトランジスタで構成するのが良いと思う。
アイドリングはできるだけ多めに流したいので、ヒートシンクは大きめで。

大きなトランジスタの雑音は、基本的にどうにもならないから、
足りるなら~25W程度のトランジスタにおさめたい。
あほほどアイドリング電流流すなら、ちょっと苦しいけれども。


・プリアンプなら

ヘッドホンアンプと基本的には同様だけど、
もっと小さなトランジスタで低雑音を目指すのも良いと思う。
個人的には、プリはケーブルの容量をドライブするものだからそれなりの出力段が
ほしいところだけど、出力に直列に抵抗入れること多いからそこそこでも良さそう。

低雑音を目指すと、2SC3421とそのコンプリでも気になるときがある。

―――

細いUEWははんだで絶縁層が溶けるけれど、なぜか太いUEWは駄目だと思っていて、
1mm線で巻いた手巻きコイルは毎回紙やすりで削っていた。

…のだけど、少し温度高めにして、時間長めにしたら、全然溶けた!
そりゃそうだ、太さが違うだけで同じものなのだから、溶けないわけがない。

ちなみに私は、手巻きコイルは内径10mmで10ターン半程度巻いて使うことが多い。
これだと1uHには満たない(0.7くらい)のだけど、あまり長くしたくないし
特性上も問題は出てきていないからこれくらい。

10mmのパイプはずっと買いそびれているので、単四乾電池を使って巻いている。
パイプに穴開けた道具を作ったほうが、早く楽に綺麗にできると思う。

本当は2mmのUEWを巻きたいのだけど、太くてつらいので1mmで妥協。

―――

↓は、赤と青が電流増幅部の電源、円筒は電流増幅部のデカップリングコンデンサ、
後ろの板はヒートシンク、出力段のパワートランジスタとそれが付いている基板。
…ほら、そう見えてきた。

描いていないけれど、各コンデンサにはフィルムやセラミックが並列に入る。
今はチップが主流になってきたし、まあいいでしょう。

20190530_1.jpg
1.
これが一番良い。音も。

20190530_2.jpg
2.
これはできれば避けたい。コンデンサつけているだけ良いけれども。
コンデンサの温度が少し下がって、コンデンサの寿命的にはこっちのほうが良いかも?
(配線の銅から熱が伝わってくるから、あまり差はないような気もするけれど。)


20190530_3.jpg
これはあらゆる音がぐだぐだになる。私なら避ける。
そもそもこれだと、エミッタフォロワの安定性も落ちる。
過去にやったことがあるけれど、これがハイスピードな音なんてことは絶対にない。
(全体的に音が出なくてすっきりすることがあるから、ハイスピード「風」になることはある。)

でも、エミッタ抵抗があったり、他の回路があったりで、
なかなか理想的な配置にはならないんだよね。
ひとつ前の記事の基板では、少し位置関係が違うけれど、
電源・コンデンサ・トランジスタの並びはこの形にしてある。
音楽を聴くための機械なら、音も良くないと困るっしょ。

―――

メーカー製のパワーアンプでは、基板の両側にパワートランジスタを取り付けて
ヒートシンクへねじどめする、上から見たらゲジゲジみたいなスタイルが多いように思う。

あれ、出力への配線も長くなるし、電源から
トランジスタの配線も長くなるから、良いことは何もないような。
ただただ出力をパラレルにしただけのアンプは、特性考えられているのだろうか。
基板の真ん中にちょこんと電圧増幅部があって、
電流増幅部とやたら離れているように見えるものも多いし。

2019-05-29 まだまだ続くよ電流コンストラクションアンプ [ものづくりと工作]

最新版の電流帰還コンストラクションアンプ、なんとなく動いた。
(まとめ http://mikotei.web.fc2.com/CFBC_amp1/CFBC_amp1.htm)

複数人で聞けるように小出力パワーアンプ仕様で
組んでしまったから、DCサーボはつけられなくなった。
受動素子はほとんど基板につけてしまったよ。(一番大きなコンデンサだけはない。)

20190527_3.jpg

ケースへ組み込むにあたり、電源はトランス1個・コンデンサ1組
(ジャンク・8200uF表記)を安定化せずに電圧増幅段と電流増幅段で供用した。
また、出力周りの各部の電線長も伸びたため、特性が落ちた。
配線を太く短くして、電源もトランスの巻き線から…
せめて電源回路から分ければもう少し良い数字になる。
今の形だと、出力大きくなればなるほど電源に
大きなリップルが乗るから、どんどん不利になっていく。

電圧増幅段を安定化すると特性はいいのだけど、
今回の構造だと最大出力が落ちてしまうからやめた(トランスの電圧低いし)。
今回の素子もしくは構造では無理だけど、電源電圧自体を上げたい。
ていうか、トランスわけて、電圧増幅部は今の電圧のまま安定化したい。


ということで、とりあえずTHD+N。
今回のアンプ(21倍)+バランス→アンバランス変換部(0.9倍)の値になる。
(変換部はケースの出処であるプリアンプの名残。)
8W以上はダミーロードの定格オーバーしているので、いろいろと怪しげ。
20190528_7.jpg
一番右は測定点が少なすぎて近似線がよれた。
バラックで試験しているときはもう少しよかったのになぁ。
自分としては、2W-3Wで0.0063%が最良では大きすぎる。
雑音は可能性を感じる。これももう少し改善が見込めるし。

組み込み前、パワー部も含めてLM317・337に接続していた際は、
8Ω1Wで0.0034%等、もっと低かった。

ちなみに、ダミーロードは12Ωをパラ+2Ωという、
明らかに手もとにあるものを組み合わせて8Ωにした感じのやつ。
過去に使っていた抵抗は焼いたのか、行方不明だった。


いまは利得21倍(約26.4dB)で、700kHz付近で-3dB(無負荷)。
矩形波が崩れるものの、-3dBが2.5MHzくらいまでは一応それっぽく動くのは見た。
ただ、パワトラ(2SC5198とそのコンプリ)の特性を考えると、やっても1.5MHzくらいかな。
これを大きくすれば帰還量が増えてTHDは良くなる。

クリップが上下対称ではないのはまあいいのだけど(回路が上下対称ではないし)、
ちょっとその形が気になるのでなんとかするかもしれないし、しないかもしれない。

もう一枚、電圧下げてコレクタ損失の関係で絞った電流を戻し、
出力段を小さくしたヘッドホンアンプ用のを組みたいところ。
電源をわけるだけでも特性変わるし、ゲイン下げれば
帰還量増えるから0.001%切りはかたい?(クローズドループも調整するけど。)
出力段もTTC004Bくらいのにすれば、雑音も抑えられる。
(今回はドライバがTTC004B・TTA004B。)


100kHzの矩形波応答はこんな感じ。

8Ω抵抗負荷 上:出力2V/DIV、下:今回の基板の直前0.2V/DIV
20190527_5.jpg

0.1uF容量負荷 上:出力2V/DIV
20190527_6.jpg


出力オフセット電圧は、DCサーボに慣れているから、ブレが大きいな、とは思う。
高い電源電圧のときも、DCサーボ使えるようにしておけば良かった…。
(それ用のローカルな電源回路がいるのがちょっと面倒。この部分ははじめてサボった。)

熱結合が必要な部分は、素子に0.5mm厚の銅板を両面テープで貼った。
両面テープを薄手のものにすると、もう少しだけ良くなるかも。
ただ、チップ自体が結合しているわけではないから、
デュアルFET・デュアルトランジスタやICのようにはならない。
銅板貼らずに息を吹きかけると、ものすごくずれていく。


ケースは過去に作ったものから奪い取ったYM-350。
今回は最終段とドライバ段、バイアス調整部をケース底面にねじ止めしている。
はっきりいって板の厚みも面積が全然足りず、しばらく音を出した後で
トランジスタの取り付けネジを触るとかなり熱い。
ねじの周りは少し温度が低いので、やはり放熱に難がある。
やっぱり鍛造のヒートシンクが一番良いヨ。

電源基板もほぼそのまま使ったので(ただし定電圧回路より前で電源を取り出している)、
非常に設計が悪いGNDを見るとムカつく。あと、はんだが混ざった…。
ケースにヘッドホンジャックが付いていたのはそのまま。配線は外した。

アンプ基板は、何箇所か修正した。
配線足りてなかったり、間違えていたり。
あとはリレーが…足の配置を間違っていて、リレー自体は動作するのだけど、
出力がつながらないという大変混乱するミスをしていた。禿げるかと思った。
過去にちゃんとできたところが、なぜ今回できなくなっているのか…。
めずらしく、はんだ忘れもしていた。安定しないと思ったら、
足一本はんだしてなかったとかね。部品が多いとたまにやる。


今回の、「一部分だけオーディオ用コンデンサ使う」はFineGold。
成金カラーでとても良い。昔よく選んでいたKZのほうが、見た目好きだけども。
(KZも持っている。足が細くて楽だからFGにしただけ。あと耐圧が違ったかも。)
金色のコンデンサが映える基板は黒かな。

今回も出力段の近傍にコンデンサを置いたため、下からはトランジスタの熱、
横からはエミッタ抵抗の熱で炙られ続ける地獄になっている。
ここは長寿命の気持ちで、いつも105度品にしている。
いうて、配線から伝わる熱が結構あるから、
部品同士の距離をあまり気にしても仕方ない気がする。
ここは大きな電流が流れるから配線も太くて、そのぶん熱も伝わりやすいし。
抜けるときは抜けるし、あきらめるしかない。電解コンデンサの宿命。
でも、ここはいろんな意味で重要。
220uFでも330uFでもいいから、できれば1000uFくらいがいいけど、
とにかく入れたほうが動作的にも音も良い。
これがあるとないとでは、近くにあるのと離れているのでは、ずいぶん音が変わる。


回路図はこれ。
緑はなくてもいいところ。黒でも解放もしくは短絡の部分もあるので、結構適当。
あと、書いていないけれど、出力にCRとLRのアレとリレーが入っている。
20190526_1.jpg

特性を良くしようと思ったら、素子が多くなった。
まあ、少なくても良い特性になるなら、世の中の増幅器はみんなもっとシンプルなはず。


入力バイアス電流は少ないし、非反転側と反転側の
入力インピーダンスは同じだし、良い部分が多い。

私みたいな野良回路屋さんでも、これくらいは簡単にできるので、
メーカー所属の方は、きっとこの何倍も良いものを作れるのだと思っている。
そうでなければ、その製品や、そのエンジニアにお金は出せないものね。



電流帰還コンストラクションアンプは、改良しながら一生やると思う。

凡人(下の中)の発想を持っていこうなんて人はいないだろうけど、
嫌なことになるとアレなので、まとめたページも作っておいた。
http://mikotei.web.fc2.com/CFBC_amp1/CFBC_amp1.htm

このアンプに関しては、もう2段階、展開を用意してある。

2019-05-23 MUTE [ものづくりと工作]

とりあえずポップノイズ回避用の基板から。
20190523_1.jpg

私のお名前が入っているところは塗りつぶしておいた。別にそのままでもいいけども。
表側もベタ残せばよかった。なんとなく抜いてしまったけど、
この程度の部品点数ならほとんど切れずに塗れるし。
(裏はベタ。入力のマイナス側ではなく、ケースと同電位になるようにしてある。)

動作確認のため雑な値の部品で組んだので、オフの時に
遅延用コンデンサから電荷抜く部分の閾値が低すぎてキレが悪い。
あと、リレーオンで消灯するLEDが、消灯せず減光になってしまっている。
後者は構造的な問題があるので放置。前者はちゃんとした値で組みなおせばOK。

まあ、PCBにミスはないみたいだからOK。LEDまわりだけは適当に修正しよう。
妙に空きスペースが多いから(私の用途だとリレーもこの基板にはつかない)、
次回以降は何か違う機能も追加したらいいかもしれない。
ただこの基板だけで完結できるものは難しい。
外から信号持ってきたりすれば、色々とできるけれども。

今回は3枚分を1枚にくっつけたので、10枚注文で30枚できた。Vカットはしてない。
幅2mmくらいのブリッジ2か所でくっついているので、糸のこ等で切ってやすりがけする。


次はメインの基板。
基板1枚で部品が170個以上あるからちょっと大変。
しかも、その8~9割が面実装部品。

2019-05-22 [ものづくりと工作]

昔作ったプリアンプ、ノイズゲインを約100倍(95倍)にしてTHD+Nをとった。
普通にとったのでは、もうずいぶん前から桁が足りないから。
ただし、このやり方は回路に一時的に抵抗を追加するので、
自分で作ったものでしか使えない手法。

今回は入力換算値をとりたいのではなく、出力の値がほしいので、
(読んだ値)/(ノイズゲイン/信号ゲイン)する。今回は信号ゲイン2、ノイズゲイン95。

このアンプの前にはバランス→アンバランス変換部が入っているので、
厳密にはこの部分の処理もいる。
しかし、ここはメインアンプと比べて極めて雑音が小さいから、今回は無視する。


で、グラフ。
「そのまま」が何もせず測定したもの。ちょっとヨレた。
「NG上げた」がノイズゲインをあげて、計算したもの。
20190522_1.jpg


そのままとったものは測定限界に当たってしまって、底が平たくなっている。
一方、ノイズゲインを上げて計算で戻したものは測定限界より下まで見えている。
0.00023%のとき、読んでいる値は0.011%くらい。楽勝で読める。

あけたついでに、残念なシールド線をちょっとだけ良いシールド線に交換しておいた。
ずいぶんと音が良くなった。変わるのはわかっているのだけど、
こういう部分はやわらかいケーブルのほうが楽で、つい後回しになる。
これで中身を入れ替える準備は整った、かな?


それにしても、FET入力のオペアンプは雑音がちょっと気になる。
OPA627のようなものなら、まだ良いのだけども。
FET入力オペアンプとディスクリートバッファと組み合わせてもこれくらいの特性出るから、
入力側を入力バッファ+低雑音バイポーラ入力オペアンプにすればもっと低雑音に…。

2019-05-17 電子回路乗り換え トランジスタ1 [電子部品乗り換え]

JFETやBJTで、リードから面実装にするとき私はこれに乗り換える!という紹介1。
ほぼ互換品が多いけれど、違うのも混じっているときがあるから要注意。
部品のデータシートを見て設計するから、私は互換性をあまり重視していないもので。

リードから面実装になることで、ほとんどの部品で許容損失が小さくなるため、
そのまま置き換えることができない回路も結構あると思う。


2SK30 → 2SK208

2SK170 → 2SK209


2SC1815 → 2SC2712

2SA1015 → 2SA1162


2SC2240 → 2SC3324

2SA970 → 2SA1312


2N3904 → MMBT3904

2N3906 → MMBT3906


2SC3421 → TTC004B

2SA1358 → TTA004B


登場頻度が多いのはこのあたり。
C2712やC3324のコレクタ損失150mWは、50Vで3mA流せるから、まあなんとか。

2019-05-17 電子回路乗り換え リレー1 [電子部品乗り換え]

リレーはオムロンのG6AやG2Rを使っていたのだけど、
秋月にG6Aとピン位置互換のリレーがあるので、一度移行してみた。
(このリレー、どうも過去にも使ったことがあるような…。)


乗り換え元 オムロン G6A-274P(シングル・ステイブル型、2c)

乗り換え先 HSIN DA 941H-2C


基本的には、似たような特性。
開閉側の接触抵抗の規定値がちょっと異なるくらいかな?
縦横とピン位置はほぼ同じ。高さは違う。

それでいて、941H-2Cは秋月でひとつ100円と安価。
数が必要な時には選択肢に良いかもしれない。

941Hが高感度型、941Nilが標準型。秋月では今、高感度型の扱いしかなかったと思う。
G6Aの時も高感度型を好んでいたから、ちょうどいい。


以下、左がG6A、右が941。

20190517-1.jpg

20190517-2.jpg

20190517-3.jpg

20190517-4.jpg
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