So-net無料ブログ作成
検索選択
修理・分解 ブログトップ

2017-05-02 [修理・分解]

HFI-680のヘッドバンド内の電線を少し太いものにすると、ハウジングをヘッドバンド内に
押し込むように畳んだ時に電線が挟まる部分があることに気づいてしまった。
明らかに絶縁体と構造物がこすれて傷が入っている。
なぜ上端と下端で開口部の大きさが違うのか……。

20170501_1.JPG

とりあえず、削ってみた。これでうまく電線が逃げることを確認できたので、
加工面をもう少しまっすぐにして、バリをだいたい取って、水洗いして組み直し。
外側からは見えない部分なので、紙やすりはかけていない。ZATU。雑。

ここまでばらしたら電線換えるのも労力的にはあまり変わらな…いや、変わるけれど、
一応電線も換えておいた。つまり、ヘッドバンド総ばらしした。
この個体だけでも、もう4回か5回ばらしているような気がする。
毎回元の形に戻るのだから、なかなかのなかなか。
前回と同じ電線がなかったので、同じ太さの色違いへ。
まあ、外から見える部分ではないからなんでもいいっちゃなんでもいい。


ところでここ、削っても剛性にはほぼ関係ないし、可動部なのでこんなに削ったら
動かす時に引っかかるかな?と思ったけれど引っかかることもないし、謎が多い。
パーティングラインの位置的に、型から抜くときの制約でもなさそうだし。

この関節まわりはえらく厚い樹脂でできているので、
よほどのことがないと折れたりはしなさそう。
時間と気力と体力が許せば、加工できる範囲は広い。
ただし、この上(頭の天辺側)と下(ハウジング側)の構造があまり良くないので、
ここだけ加工したところでネタ以外にはあまり使えないかな。と。
少なくても、10万も15万もするようなヘッドホンに、
電線片出しで使うようなヘッドバンドではないと私は思う。
(両出しなら、バンド内に電線が通らないからまだいい。)

2017-04-26 [修理・分解]

Antec SOLOの電源ボタンが壊れた。
ボタンというか、ボタンのばねというか…を固定しているピンが折れて
ばねがきかず、押しっぱなしになってしまう。

20170427_1.JPG

仕方ないので、ピンの支柱部分に穴をあけて、錫めっき線で固定。
錫めっき線は針金の代わりなので、別に何でも良い。
きっちり結べて、伸びないなら、紐でも良い。

20170427_2.JPG

上下左右方向はボタンが通る部分で固定されるので、
回転方向と奥行き方向さえ固定できればOK。だからこれで充分。
穴もまっすぐ開ける必要はないので、邪魔なものを避けて適当に。

接着にしなかったのは、接着だとたぶんすぐに外れるから。
ここはピンに対して奥行き方向の力だけでなく、
横方向の力もかかる構造なので、接着はちょっと苦しい。面も小さいし。

まあ、もともとの構造もあまり良くないのだけども。
これではそのうち折れるだろうな、という感じ。
太めの支柱+金属のねじにでもすればもっと長持ちしそうなのにもったいない。
ちなみにこれ、片側ずつ折れた。片方折れた段階で直したほうがストレスたまらないと思う。

―――

タカチの行いがちょっと引っかかるのでメモがてら。

過去にカスタム製品について問い合わせたら「代理店を通して依頼しろ」と言っておきながら、
しかもメールで問い合わせているのに2通目以降はいきなり電話してきながら、
メルマガを一方的に送りつけてきた。それも個人に対して。アホかと。
しかも、定形の新商品ではなくカスタム絡みの内容だ。

完全にメールの使い方を間違っている。
メールは、図面をやり取りしなきゃならないような場面で使っておくれよ。
効率化も考えられない・相手がどう受け取るかも考えられない世の中は、
もうどう転んでもダメな気しかしない。こんな世の中を作ったの、だーれだ?


いくら母国語とはいえ営業時間内に通話する必要がある国内より、カートに
入れてファイルをアップロードすれば終わりな中国の通販のほうが楽なのはマズいと思う。
IoTとかグローバルとか言う前に、やらなければならないことはたくさんあるかと。

―――

「あのさぁ、自分から言い出して何カ月も待たせるってなんなの?」とリアルで発言した。
私は口が悪いのだけど、さすがにこれは口が滑ったなぁと思った。
まあ、何年も待たされてるものもたくさんあって、イラッとしたのよな。

とりあえず、私の15年を返してくれないものかねー。
人生をリセマラする魔法の紐の出番がついにくるか。

2017-02-20 [修理・分解]

・やりたいこと:HFI-680のバッフル・ドライバの振動をできるだけ抑えたい

1.余興
HFI-680のドライバ取り付けにもともと使われている接着剤は
かなり柔らかいゴム系のようなものなので、上からエポキシ接着剤を…。
(これは電線も変わっている)
20170220_1.JPG

ねじが貫通している部分は、このようにしてほしい。
20170220_2.jpg

これだけでバッフル取り付け部の剛性が大きく上がると思うのだけど。
私はここにぴったりあう樹脂を切り出す気力も自信もないので、
エポキシでごまかした。(順序としてはこっちが先。)
エポキシ接着剤もそんなにかたくないから、気休め程度。

あと、空気が流れる部分(上の写真では紙が見えている部分など)は、
金型が許す限り面取りしたほうがいいような。
90度で曲げたままだと、たぶん穴の有効断面積が減る。
そこまで織り込んで設計しているならいいけど。


2.メイン
20170220_3.JPG

ハウジングに樹脂片を貼り付け。ハウジングの深さとドライバの高さを測って、突っ張りの
樹脂片は削って長さを合わせたから、ドライバの背中にちゃんと当たっているはず。
突っ張りのほうを少しだけ長くしてある。
ちなみにこれは、以前別の用途に使おうと思って買った
内径6mm・外径8mmのアクリルパイプだったはず。
ちょっと薄いのと、パイプ状なのが気になるけれど、まあいい。

真ん中ちょっと下よりに配置したのは、ハウジング中央が
少し出っ張っているため。これがあるので、ドライバの真後ろにはならなかった。
(ドライバはもっと下に固定されている。)


3.感想
完全硬化はまだ先だけど(ハウジングに貼ったつっぱりは
初期硬化すらしてない状態で閉じたけど)、とりあえず音を確認。

まあ、当然違うわな。それも、私の耳と感性では激変レベルで。
5分硬化型の2液エポキシを4回練った労力以上のものはあった。
ずっと聞いていると、接着剤がかたくなってくるので微妙に音が変わってくるのが何とも。
(これは割と初期で収まる気がする。あとは完全硬化まで待ち。)


ヘッドホンの振動板は軽いけれど、音が出るときはそれなりの加速度があるし、
空気も動かすから、マグネットなどにかかる力は割と大きいと思う。
それをしっかり受け止めるためには、それなりの剛性がいるはずなのだけど、
ヘッドホンは想像以上にバッフルが弱いものが多いような。
剛性がないとマグネットが振動板と逆方向に逃げるから、
細かい音の再現性は落ちるかも?

…みたいなこと、私は機械屋さんではないからよくわからないけど、
少しでも工学や工業製品に触れたことのある人はみんなこういうの考えていると思っている。
いや、絶対そんなことないのはわかっているんだ。そうだと良いなという願望。


ところでこういうの、公開せずに改造事業でお小遣い稼ぐこともできるよねぇ…。
だけど、他人の褌で相撲とってもなぁと思うし、本来こういうことはメーカーが
詰めていかないとダメな部分だから、私は自分のしかやらない。
ちゃんとしたお仕事として、メーカーでやるなら別だけども。。。

2016-12-20 [修理・分解]

むかーし買って、たいして使っていないバッファローの
外付けHDD(3.5インチ500GB・AC100V必須)の調子が悪い。
HDDがまわったりまわらなかったりして、PCにつなぐとなかなか認識しない・
つないだままPCを起動するとこける。たぶんこれも電源が問題だろう。

サクッと解体して電源基板を引き抜いた。
20161220_1.JPG
20161220_2.JPG

膨らんでいる電解あるなぁ。はずしてみると容量が全然ない。
というわけで交換。10V2200uFを10V2200uFへ。今回も手持ちの部品から選んだ。
他にもちょっと抜けている感じのコンデンサがあったけれど、大きくは抜けて
いないっぽいのと、ちょうどよさそうなものが手持ちになかったので交換せず。

20161220_3.JPG

これであっさり認識。
それにしても、外したコンデンサがやはり小さいような。
そして、ディスプレイから外したコンデンサと全体的に似ている。うーむ。
必要以上に金のかかった部品はいらないけれど、それなりに長持ちする・
機械全体で見たときに性能はきっちり出る部品選びをしてほしいものだ。
動かなくなると萎えるし、修理は面倒だし、こて先のはんだが混ざるのが嫌だ。
(交換用のこて先は用意してあるけれど、そんなに安いものでもないので…)

ねじ穴はあってもねじが付いていない部分もあったりして、ずいぶん気合い入れて
コストカットしているみたいだけど、それによってお客さん(私)は一人減る。
「これはうまい売り方・うまい商品なのかな?」と疑問に思ってしまう。

2016-12-13 [修理・分解]

調子の悪いProLite E2208HDS分解x回目(もう何度目かわからない)。
ようやく修理する気になったというか、イライラが面倒くささを超えたというか。

まず症状の再確認。
・電源は入るし、パネル自体はたぶんついている。
・信号が入力されると電源LEDが青で点滅・何も映らない。
・問題なく映るときもある。
・信号が入力されたまま電源を切って、しばらくして再度電源を入れると映らないことがある。

とりあえず電源周りがのった基板取り外し。
D-SubとDVIのコネクタがついている基板につながっているコネクタは、
うまくやればそちらの基板を外さなくても抜ける。
この基板の写真は以前撮ったもの。
20161105_1.jpg


挙動的に、入力周りの電源が不安定っぽい気がするので、
その辺の電解コンデンサの値を見つつ、一部を交換してみることに。
交換したのは丸をつけた部分の3つ。(外したのは5つ)
同じ値にする気はなく、手持ちから近い値や、回路を見ながら問題のなさそうな値を選んだ。
ヒートシンクに当たっているように見えるけれど、一応隙間は空いている。さすがにね?
20161212_2.JPG

上の横向きにつけた部分は、35V330uFが3パラになっていたので35V1000uFへ。
真中らへんのコンデンサは25V1000uFだったかな?
これもすぐ上のものと2本並列になっているのだけど、抜けているのは交換した一本のみ。
もう一本は表示されている値に近い容量があったので未交換。
寿命を考えたら、どう考えても交換したほうが良い。
下側の横向きになっている黒いコンデンサは、10V1000uFだったものを10V2200uFに交換。
デカップリングぽいので容量が大きくても問題ないだろう。ちなみにこの黒いコンデンサは、
昔何か作った時に使用→取り外したものを再利用している。とても野蛮。
茶色は東信、黒色はルビコンのコンデンサを使用した。別に何でもいい。
ネタにオーディオ用()のコンデンサを入れようとも思ったのだけど、
まともなのはニチコンのKZくらいしかなかった。大きくて入らぬ。

私はいまディスプレイを1枚しか持ってなくて、しかも確認しなければならないものが
あるにもかかわらずこの時期に修理するというのは、なかなか頭がわいていた。
修理自体も好きではないから、気が重かった。
(たぶん)紙フェの1層基板だから手が滑らない限り基板は壊れないけれど、
こういうのはパネルを割ったりFFCがちぎれたりする可能性もあるわけで。


20161212_3.JPG
これは外したコンデンサの皆様。
330uF3個並列を1000uF1個に置き換えているから、
外したコンデンサと取り付けたコンデンサの数は合わない。

外したコンデンサは、330uFのものが2桁uF~ぎりぎり3桁uF程度まで、
1000uFのものはそれぞれ200uF台・100uF台くらいまで抜けていた。
抜けてなければ交換せずに戻そうと思っていたので、ひとつ外すたびに確認した。
外す前にも確認しているけれど、回路内にあると値がずれるから
外してから値を見ないと詳しくはわからない。
それにしても、外したコンデンサは直径も高さもずいぶん小さいような……。
リードが出ている側の形状も、私はあまり使わないタイプの形。
まあ、可能な限り安いものを選んだのだろう。


さて、これでしばらく延命できると良いのだけども。とりあえずしばらくは動作確認。
それにしても、パネルの電源ではなく入力周りの電源が不調になるのは珍しいような。
この配置では、入力周りの電源の電解コンデンサだって抜けても不思議ではないのに。
暖かい空気は上に行くから、電解コンデンサの少ないAC100Vまわりや
高圧部をボディ上側に持ってきた方が少しは長寿命になるのではないかと。
ただし、故障時にアッセンブリ交換ではなく電子部品交換で修理するなら、
今の配置でも悪くないかも。(低圧で比較的小さいコンデンサは安いので。)

このディスプレイはかなり古いから、「修理が必要でも仕方ないかー」と思う反面、
今の電子機器は少し寿命が短すぎるようにも感じる。私が貧乏性なだけか?



※同じような症状の個体を自分で修理する人は自己責任でどうぞ。
 もし少しでも不安があれば新しいのを買うorメーカー修理をおすすめします。
※私は野良修理・改造非推奨派です。

2016-11-06 [修理・分解]

PCのディスプレイ(ProLite E2208HDS)を開けた。

本体外側はねじ数本と樹脂部品が爪ではまっているだけなので爪を
ヘラでこじるのだけど、ちょうどいいものがなかったので金属の定規でこじった。
ああ…精度落ちそう……。


20161105_1.jpg
20161105_2.jpg

これが電源などが載っている基板の表と裏。
目視では、妊娠・お漏らししている電解は見つからない。
やることがなくなったので、電解コンデンサの容量と耐圧をメモしておいた。
ひとつ、耐圧も容量も書いてなかったものがあったのは謎。
はんだのクラックは確認し忘れた。挙動的に、クラックではないような気がするけども。

基板はこれのほかに、DVIとD-Subの入力端子部分に小さな基板と、
スイッチがついている基板があるだけ。
とてもシンプルだ。


20161105_3.jpg

これはディスプレイ裏(と、基板が付いているフレームと基板)。
固定するねじが一本もない。とてもシンプル…シンプルすぎないかこれ。

画面と基板が付いているフレームは、樹脂でできたボディの内側に挟まっているだけで、
お互いは固定されていない。アルミテープは貼ってあったけれど、こんなものは気休め。
基板の付いているフレームとボディ(後ろ側)の間には下のほうに
ねじが2本ついていた気がするけれど、これもあまり意味はないと思う。


20161105_4.jpg

モニターアーム取り付け部分も、ケースについているだけ。


全体的に、ずいぶんコストカットしている感じに見える。
合理的だとは思うけれど、基本的に使い捨てか。
ほとんどねじでとまっていない構造のおかげで、落としても樹脂部分が
歪む・割れるだけで、中身が損傷しないというメリットはあるかもしれない。
(勢いよく落としたら液晶が割れるけど。)
ただ、振動する部品があるので、ちゃんと固定しないと音が…。

最近の使い捨て系電子機器は、可能な限りコストカットして値段を下げるのが
ひとつの正解だと思っている私としては、そんなに嫌な印象は受けない中身だった。
ただ、ばらすのがちょっと面倒だったのと、組み立て時にフレキケーブルみたいなやつを
一本つなぎ忘れて、電源入らず・電源インジケータ点灯せずになって焦った。
入出力がまとまってない機器を開けると、よくこういうことになる。

―――

もしかして:調子悪いのはディスプレイではなくPCのグラフィック出力?

そうだとしたら、ディスプレイのボディに無意味な傷をつけただけになってしまう。
というか、代わりのディスプレイもないのによくばらしたなぁと自分で思う。

PCも開けてみたけれど、思ったより汚れていなかった。
換気扇につかうようなフィルタを吸気部に貼り付けているからか、
大きな埃はほぼない。ただ、吸気抵抗は増えているかもしれない。

2016-11-01 [修理・分解]

HD-1L(RC0相当)の基板の写真を撮ったのでおすそわけ。

上から。
201611_hd-1l_1.jpg

裏から。(塗ってあるところはケースが反射した…。)
201611_hd-1l_2.jpg

入力まわり。細い。
201611_hd-1l_3.jpg

電源まわり。フラックスが飛んでいる。
201611_hd-1l_5.jpg

アンプの裏あたり。なぜ直角に曲がる部分を残しているのか疑問。
201611_hd-1l_6.jpg

ボリュームと出力端子あたり。これではボリュームの中間部分で
チャンネルセパレーションが悪くなる。(このアンプは実際に値をとると良くない)
201611_hd-1l_7.jpg

表に戻って出力GND。細い気がする…というか、電源を前に持ってきたほうが。
201611_hd-1l_8.jpg


ボリュームの全抵抗値が50kΩなので、入力バッファごっそり無視して
入力端子からボリュームまで配線つなげば少しは良くなるかもねぃ。
もしくは入力バッファが入っているのを利用して、ボリュームの全抵抗値を落とすか。

このアンプは、細かい部分が全くできていないのがとても気になる。
配置も全体的におかしいし。せめて、全体的に前後を入れ替えたほうが良いのに。
あと、これは以前から知っていたけれど、なぜかケースの上側がGNDに落ちていない。

やはり、音の印象通りいまいちなつくりデシタ。

2016-09-16 [修理・分解]

そういえばこんなのもあった。

20160623-0.JPG

ヘッドバンドとハウジングを支えるアームの関節部分で
電線がちぎれて放置していたものを、いつだったか直した。
このヘッドバンド、分解しすぎてもうほとんど何も考えずにばらせる。
で、ばらすたびに少しずつ加工しているので、バンド内に
ノーマルより少し外径の太い電線が通せたりする。

せっかくバラしたなら、ついでにハウジングの塗装落とせばいいのにな。

―――

配線はベタGNDだけで、シルクで目のついたピラミッドを描いた
怪しすぎるPCBをつくろうと思うも、さすがにやばいので踏みとどまる。
やるなら、せめて配線で描こう。(そういう問題ではない)

まったく効果はないけれど、見た目が胡散臭い何かがほしい。

2016-07-30 [修理・分解]

・FiiO X1(日本国内流通前のモデル)が最新のファームウェアでも相変わらず
 反転しているので、最高に雑な修正をしてみた話も書いておきますね


反転している原因は、DACの後ろに入っているフィルタのオペアンプが反転で使われていること。
つまり、DACから出た時点では正しい向きになっている。
ここで反転していようが、DACに投げるデータをいじれば修正できるはずなのだけど、
ソフトのベースが他機種と同じで個別対応が面倒なのだろうか。
使う側にとってはそんなこと関係なく、ただの欠陥だけども。


これに使われているDACのPCM5142は、
出力に受動素子のみで構成されたフィルタを入れれば良いIC
カップリングコンデンサすら要らないので、パッシブのLPFを追加して
余計な部分はバイパスすれば位相は戻る。
私は内蔵のヘッドホンアンプもいらないので、
出力端子周りのパターンを切って、そこに電線をはんだづけした。
ただ、小さくてよく見えないからうまく切れているかは知らない。(一応抵抗値は見たけど。)
中のヘッドホンアンプを生かしておく場合は、カップリングコンデンサらしきものの
あたりに繋げば良いのではなかろうか。
その辺はちゃんと確認していないのでよくわからないけれども。

201607_X1.jpg

追加したLPFは、2.2nFのキャパシタがなかったので4.7nF+220Ωにした。
落としたり振動でちぎれると嫌なので、配線とキャパシタはホットボンドで申し訳程度に
固定しておいたけれど、あまり使わないので耐久性はわからない。
キャパシタの足を適当に曲げたため、根元が少し崩れかけている。
まあ、問題ないので別に良いでしょう。
抵抗の大きさもパッドにあっていないけれど、垂直に立てて配線するから
極端に大きくなければ割とどうでもよかった。

DACの後ろについていたオペアンプは場所(厚さ方向)の確保と消費電力削減のために剥いだ。
そもそもこの部品と価格と電源とサイズの制約が厳しい製品で、こういう構造にする意味は(略。
PCM5142→LPF→IC一発のヘッドホンアンプと、半導体スイッチを切り替えて
ヘッドホンアンプ部をパスしたラインアウトで良いじゃん?
余計なものを入れて電池のもちを悪くする必要はあまりない。
いったいなんのためのPCM5142 なのか。
全体的に、アナログ屋さんがあまり関わっていない設計のように感じる。


ちなみにこの機種、設定や出力端子への接続の有無によって
一部の回路の電源を落としているようで、電源の管理は必要以上に
ちゃんとやっている模様。音楽再生機能しかないから、出力端子に何も接続せず
使うことはほぼないはずなのに、なぜその機能をつけた…。
あと、蓋はケースに何箇所か爪があって引っ掛かるようになっているので、
本体下のねじはなくてもいいと思った。ここを割り切れば製造コストが下げられるし、
手順が一つ減れば製造時に生じる可能性のある傷も減らせる。
私は外したままで取り付けていないけれど、今のところ特に問題はない。
私がこのねじを締めていないのは、手もとに星型ドライバーがないからだけども。
外すときはそんなにトルクかけなくてもいけるから、何を使っても割と開けられる。

そうそう、これ、ヘッドホン出力時のボリュームはDACかその前で
(アナログ部分以外で)処理されるよう。
なので、私がいじったこの個体でも、出力をヘッドホン出力に設定するとボリュームが効く。
便利なんだかそうでもないんだか。


部品交換なんかより大きな効果があるので、もしやるならこれくらいはやったほうが良いかも。
ただ、今回のやり方バッファに相当するものがなくなるので、出力抵抗は大きくなるかと。
長いケーブルをつないだりしない限りはそんなに大きな問題が生じることはないと思うし、
私は短いケーブルを使う予定しかなかったのでこうした。

※私は改造否定派なので、質問されても基本的に答える気はありません。自分で調べてけろ。
※この個体は日本国内で流通するよりも前のものなので、
 現行品は中身が変わっているかもしれません。


―――


・勘違いしているメーカーや販売店多いけれど、
 お客さんの中には技術屋さんがいる可能性もあるわけで

お客さんには、自社の中の人より頭の良い・技術的に強い人もいっぱいいる。
そういう人が製品を見た・使ったときに、仕上がりはあまり良くなくてもちゃんと
つくってあればまた期待してくれるかもしれないけれど、そうでなければ二度目はない。

客どころか、技術のわからない社長が開発の社員に
技術的な内容で喧嘩売ったアホな会社もあるけどね。
ま、所詮村社会の二代目社長なんてこんなもんか。これだから田舎は嫌いよ。



そういえば、この程度のものしか設計できないのに
喧嘩売ってくる恥ずかしいメーカーもいたねぃ。
tp://av.watch.impress.co.jp/docs/news/725599.html

これ、条件が書いてないからよくわからないけれど、
それでも歪率0.04%以下は大きすぎるかと。
(雑音歪率だとしても、極低出力時でなければこの値は悪い。)
こんな特性でディスクリート(笑)だから高音質なんて、どんな悪い冗談だ。
世が世なら詐欺で訴えられても不思議じゃない。
大きさや電源の制約があると特性を出すのは難しいけれど、これはたぶん
そういう話ではないし、売り物でそれをやるのはスタートの時点で間違ってる。



オーディオ機器業界って不思議よね、より忠実な音源を…を言いながら、
機器で癖を付ける矛盾を放置しているのだから。
突き詰めた先に自然ににじみ出る癖については何とも言わないけれど、
どう見たってダメな設計は、High Fidelity(Hi-Fi)すら達成できない。
こんなんではハイレゾ()は流行らないだろうに。
修理・分解 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。